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長男は食物アレルギーとアトピーがあり、アレルギー体質です。
アレルゲンは卵、魚、魚卵、甲殻類、貝類、ダニ、ホコリと多種多用。
卵は5歳頃克服しましたが、その他はまだ給食で除去食にしてもらっている状態です。
これまで行ける範囲で色々病院を受診しました。
福岡県限定の情報になりますが、アレルギーのお子さんをお持ちの方の参考になればと思いこれまでの記録をまとめようと思います。
※アレルギー症状が出た時の写真が出てきます。苦手な方は本記事はスルーしてください。
生後2ヶ月(2016.2〜2016.5):近所の皮膚科で卵アレルギーと診断
生後2ヵ月頃に胸に湿疹が広範囲にでました。
近くの皮膚科で太ももあたりに針をさしてアレルゲン物質の液体を垂らして反応を見る検査を実施。
卵アレルギーと診断され、ステロイド(キンダベート)を塗り始めます。
完母だったので、私も卵除去生活に突入。
ステロイドへの悪い先入観があり、塗ってよくなる → 落ち着くと塗らない → また悪化の繰り返しで一進一退。
- 卵白のみ反応あり
※居住地が近いため、病院名は非公開です。
生後7ヶ月(2016.7~2016.9):福田皮膚科クリニックでアトピーと診断
7ヵ月(2016.7)
湿疹が悪化してステロイドばかりで不安が募ります。
薬害研究に熱心な皮膚科を見つけて病院を変更しました。
あせもだからステロイドを使うほどじゃない。夏場は濡れたガーゼで拭いてあげるのが一番。
1日に数回体を拭くようにしました。
ツルツルスベスベではないけど、悪化することはなくなりました。
9ヶ月(2016.9)
胸や足首の湿疹が悪化。アトピーと診断される。
ステロイド(ロコイド)とプロペトを処方され、結果的にステロイドは強いものに。
不必要にステロイドを処方しない先生だと思い、使うしかないと割り切って塗布再開。
一進一退を繰り返し、プロペトは表面しか潤わずでイマイチでした。
ステロイドが悪!とは思ってないものの、またステロイドか…という気持ちが抜けず他の考え方の先生を探し始めました。
1歳2ヶ月(2018.2):今山修平クリニック&ラボ
ステロイドを使わないことで有名な先生がいたので、受診してみました。
かなり個性的な先生で白髪長髪おかっぱの先生で、雰囲気も独特で緊張しました。
息子の胸を一眼レフでとって説明してくれました。
毛穴がつぶれていて、洋服があたってるところがつぶれてる。
合成洗剤は使ってなくて、粉石けんで洗濯してます。
そうか~ならこれ使ってみて
液体洗剤のサンプルをくれました。そのほかに先生に言われたことは
- 風呂に入れるな。どうして入れる必要がある?
- 体温以上のお湯に入れるな
- もっと薄着にしろ。この子は暑いんだ。
- 自分で脱ぎ着できるようなベストにして、暑ければ自分で脱ぐよう教える
今までの先生とは明らかに着眼点が違ったので期待しました。
長男が発達遅延で子ども病院にかかっていると話すと、「子ども病院に教え子がいるからついでに行けばいい」と紹介状を郵送してくれることになりました。検査もそちらでとのことに。
今山先生の病院が自宅から遠かったのと、教え子 = 同じ治療方針と思い、そちらに行くことにしました。
試しにサンプルにもらった洗剤を1本購入して使ってみたけど特に大きな変化はありませんでした。
1歳2ヶ月(2018.3):子ども病院皮膚科
紹介状を郵送してもらったので、予約の日に子ども病院へ。
残念なことに今山先生とは違う治療方針で、今まで受診してきた先生ということが同じでした。
※子ども病院は予約が取りづらく、調子が悪い日に急遽いけません。いつも混んでいて待ち時間がかなり長いなど、他の病院で対応できないような病気以外では私はあまり行きたくない場所です。
普通にステロイドを出され、初めてプロトピックも出されましたが痛みが出る可能性があるとかで結局使わず。
院内にアレルギー科もあって連携してくれることになったのでしばらく通いました。
- ヤケヒョウダニ:4
- 卵白:3
- 卵黄:2
- オボムコイド:3
※数値が大きいほどアレルギーレベルが高い
1歳5ヵ月(2018.6):子ども病院アレルギー科
アレルギー科の先生の指導のもと、自宅でかたゆで20分の茹で卵の摂取を開始しました。
- 週2回摂取
- 1g → 2g → 2.5g → 3gでそれぞれ5回症状が出なかったらグラム数をアップ
5回症状なしなんて、この頃は先に進める気がしなかったです。
半日入院の負荷試験も1度やりましたが、2人部屋に半日閉じ込められ、おもちゃもテレビもなし(1歳児が耐えられるはずがない)。
2g食べて脇腹にぷくっと湿疹が出た後に1g追加で食べて、その日は終了(合計3g)。
アナフィラキシーが出るお子さんの場合は半日入院はとても安心できるやり方だと思いますが、息子はアナフィラキシーが出るほどではないので自宅で少しずつ試す方が母子ともに負担が少ないとこの時感じました。
2歳半ごろからアレルギー症状が悪化
2歳半を過ぎたころ唇が腫れたり、湿疹がたくさん出ることがありました。
記録が細かくなります。
長男が8歳になり、アレルギー全般に対しての知識や長男の体質への私の理解が増えた現在、「この時はこれに反応していたんだろうな」と思うことがあるので、赤字で追記しています。
体質によって異なるかもしれませんが、参考になれば幸いです。
また、長男は1歳半ごろから偏食が強く出ていて、特定のものしか食べない時期もありましたが離乳食期には卵以外は少量なら問題なく食べていたので魚アレルギーがあることはこの時点では気づいていません。
※ここから湿疹の画像が多数でます。
2018.07.28
朝起きたら唇が腫れる。アレルギーか虫刺されか不明。
かかりつけの普通の小児科へいき、先生曰くアレルギーっぽい。
前日朝食べたりんご1かけ、クルミ1かけは関係あるかもしれないけど、時間が経ってるし不明とのこと。
※こういう急な場合、子ども病院は予約がなくて受診できないのがデメリットです。
2018.08.10
咳が続くので再度かかりつけの小児科を受診。
※追記:8月からダニがピークのため、咳はダニが原因の確率が高かったと思います。
ホクナリンテープ、オノンドライシロップ、ムコダインが処方され、夜から服用。
2018.8.11
卵2.5g、卵ボーロ、アンパンマンスティック2本を分けて摂取。夕方お腹に湿疹一つ
※追記:卵2.5gに追加して卵ボーロ、アンパンマンスティック2本(1本あたり0.7g)も食べているので卵の許容量を超えていたと思われます。6月に2gで湿疹が出た長男に対して、食べさせすぎです。
2018.8.12
朝卵2.5g食べてからお腹に湿疹多数。
※追記:前日に湿疹が出ているので1日卵を食べない日を入れるべきでした。
昼前のおやつ(わたあめ)、昼ご飯は納豆巻き、唐揚げ(卵使用)で夕方首に湿疹多数、左手首湿疹1つ。
※追記:朝湿疹が出ているのに卵を使った唐揚げを食べさせたのはNGでした。
2018.8.13
アンパンマンスティック3本、メロンパン2/5、肘の内側、首、手首、おしりに湿疹多数
※追記:連日卵を摂りすぎです。アンパンマンスティック3本(卵2.1g)、メロンパンは卵含有量不明だけどたくさん入っているはず。湿疹が出たら1日は腸を休ませましょう。
2018.8.15
朝は鮭のりごはん、アンパンマンポテト。10時前に湿疹多数。寝た後夜中に痒がる。
※追記:魚アレルギーがあることが翌月判明したので、鮭に反応してアレルギーが出ていたと思います。この時点ではわかりませんでした。
2018.8.16
朝起きてすぐ湿疹多数。
2018.8.17
朝4時頃痒がる。朝起きて湿疹多数。ホクナリンテープが合わないのかと疑って、剥がして病院へ。
食事から湿疹が出るまでの反応が遅いタイプらしく、何に反応しているかわからない状態でした。
即時型なら食べて30分~1時間でバーッと蕁麻疹が出たりするので原因を推測しやすいのですが、長男は5~6時間くらい経ってから出ることが多かったとだんだんわかってきましたが、この頃はそれすらわからなかったので推測するのが難しかったです。
薬やホクナリンテープを使いだしてから湿疹が増えた気がして、合わないのかな?と思い、先生に伝えて中断することになりました。※テープが合わないというのは考えにくいそうです。
※追記:前日何を食べたか記録していないのでわかりませんが、ホクナリンテープは関係なかったと思います。
2018.8.27
昼~夕方はカレー、きなこ豆、ラムネ、アンパンマンスティック1本で夕方唇がかゆそう。
夜ごはん かぼちゃサラダ(マヨネーズはノンエッグ使用)、食パンにカレーをつけて食べる。
夜ごはんのあとから唇が腫れる。アレジオンドライシロップを飲ませた後もお腹に湿疹。
※追記:カレーは普段蕁麻疹が出ない子でも出るからあまり食べない方がいいとアレルギー専門医から聞きました。湿疹の原因はアンパンマンスティックと食パンの卵、唇のかゆみはカレーが原因じゃないかと今なら思います。
2018.9.3
朝蕁麻疹。原因不明。
2018.9.10
夜ご飯中に首回り、腰回りの蕁麻疹に気づく。
おやつはラムネ、ゼリー(りんご、もも、ぶどう)。
夜ご飯はカレー、食パン。
追記:カレーに反応しているのは早すぎるような気もします。リンゴが原因なのかはいまだわかりません。
2018.9.18
夜中かゆがって起きる。朝起きたら唇腫れあり。前日夜ごはんはそぼろごはん、鮭(2口)、味噌汁。
翌日昼頃から顔に蕁麻疹、その後徐々に顔が全体的に腫れる。
目を隠しているのでわかりづらいですが、一重の目がさらに腫れていて、おでこがぼこぼこしています。
※追記:前日の夜の鮭が原因だと思います。本当に反応が遅いです。
2歳9か月(2018.9~現在):梅野小児科
上記の記録の通り、2ヶ月の間で10回以上湿疹が出ていました。
卵が入った食物は慎重に食べさせていたつもりですが、反応も遅く何に反応してるかよくわからない状態。もう何を食べさせれば大丈夫なのかと不安になっていました。
知り合いから聞いた博多区吉塚の梅野小児科を受診することにしました。
それまでは全然知らなかったのですが小児アレルギーの権威の先生がいると知りました。
後から振り返ってみるとアンパンマンスティックやパン、カレー、鮭などが大きな要因に思えます。
ここまでで子ども病院のアレルギー科は受診していたし、自分なりにネットで調べたりしていましたが、梅野小児科に行くようになるまでの私のアレルギーへの理解度は低かったです。
梅野小児科に行くようになってから色々と質問をして知識が増えてきました。
先生から聞いたことは、
- 毎年7~9月は蕁麻疹の子どもが急増する
- ダニのピークは8月、死骸のピークが10月
- オノン、ホクナリンテープを辞めても蕁麻疹が出るなら原因は別だろう。今後は1個ずつ試して蕁麻疹が出るならやめること。
- 小麦、大豆、牛乳は過去の検査結果からOKのはず
- カレーは普段蕁麻疹が出ない子でも、出るからあまり食べない方がいい
- 卵黄は固ゆでしたらすぐ白身から離す。小さじスプーン1/4なら毎日でもOK。卵白NG。固ゆで20分。
- 鮭、サバは市販の加工品の方がアレルギーが出にくい。
甲殻類・魚のアレルギー検査を実施。検査できる種類や項目数は?
梅野小児科で9月、10月の2回に分けて血液検査をして、新たなアレルゲンが判明。
今までは卵だけと思っていたけど違いました。
ひと月に検査できる項目は13項目までだそうです。
調べてほしい食材がわかっている場合はメモしておきましょう。
- ハウスダスト:4
- ヤケヒョウダニ:5
- 卵白、卵黄、オボムコイド:2
- 鮭、サバ、カレイ、マグロ、イワシ:2
- アジ、タラ:3
- エビ、カニ、イカ:3
時期的にもダニに強く反応していたのと、魚、甲殻類のアレルギーも判明しました。
- 数値が大きくても人によっては食べれることもある
- 数値が大きい場合は食べる量を増やすと症状が出ることもあるので、徐々に量を増やして気を付ける
- 数値が低くても人によっては症状が出ることもある
ことも教わりました。
新しく薬を飲み始め、咳には吸入も追加されました。
梅野小児科は負荷試験もできる病院なので、子ども病院に行くのをやめました。
2回目からは予約制で朝8時からネット予約ができ、1日100人までで、午前は45番までですがあっという間に埋まる日もあります。
※追記:現在は先生が1人増えて利用できる人数は増えていると思います。(記載がないので制限人数はわかりません)
コロナの時期は車内待機で短く感じましたが、基本的には患者さんが多いので診察後はどっと疲れます。
でも確実によくなるのでアレルギー関連はこちらの病院をかかりつけにしました。
※福岡病院もアレルギー診療で有名だそうです。
ヤケヒョウダニ、ハウスダストのアレルギー・アトピー対策
家では下記のようなことを工夫するようにしました。
- 布団の掃除をこまめにするようにした
- ちょうど転居したのでカーテンを選ばず、ブラインドにした
- ラグは冬のみ使用
- ジョイントマットは極力使用しない
\ 布団の丸洗いはこちらが楽ちん! /
2歳10ヵ月(2018.11~):まさき皮膚科
アレルギーでの突発的な湿疹や咳は梅野小児科をかかりつけにしましたが、子ども病院に行かなくなったので皮膚科を再度探しました。
梅野小児科では適切にステロイドを使って早く炎症を沈めましょうという考えです。
ステロイドが悪ではないけど、使用量は少しでも抑えたい。
今回も相談した人から教えてもらって、福浜のまさき皮膚科へ行ってきました。
こちらではステロイドも適宜使うけど、漢方の塗り薬も処方してくれます。
お風呂上りに湿疹がひどい所はステロイド(ロコイド)を使ってきちんと直し、それ以外のかゆみには漢方を塗ります。緑の変わった色の塗り薬ですが、掻きむしりが格段に減りました。
あとは腸を強くすることがアトピーやアレルギーを克服するために大切ということで、オリゴ糖を処方されました。(オリゴ糖は保険適用外の実費です)
福岡市中央区にあるので、我が家からは少し遠いですが月1ペースで通っています。
今は肌の調子も比較的落ち着いてるのでオリゴ糖も必要なくなりました。
ステロイドは完全にはやめれていませんが、漢方があることで使用量も抑えれるのが自分の考え方に合っています。
※追記:5歳頃次男を出産したころから遠い病院へ行くのが困難になり、アトピーもだいぶおさまってきたことも行かなくなりましたがまた症状が悪化したらお世話になりたいと思っています。
\ 子どものうちから腸活するなら/
4歳9ヵ月:アレルギーの状況・魚卵のアレルギー検査も実施
5歳前にして固ゆで卵も1個食べれるようになり、卵焼きや目玉焼きもしっかり火を通せば食べれるようになりました。
手首、膝裏などの関節部分のかゆみは時々ありますが、湿疹がたくさん出る状態ではないので食べ過ぎに気を付けながら、卵を食べています。
まだ卵白、卵黄はクラス2で生卵は無理ですが、卵黄マヨネーズを少量から試そうと思っているところです。
マヨネーズは卵黄のみ使用、全卵使用などいろいろ種類があり、生卵はクラス1になったら負荷試験でチャレンジするそうです。
魚、甲殻類はなかなか試せておらず、ツナやサバ缶は食べれますが焼き魚はあまり試していません。
魚卵は2020年9月にアレルギーが出てしまい、イクラ、タラコがクラス3で新たにアレルギーだとわかりました。
幼稚園での除去食(給食の食物アレルギー対応)
幼稚園は公立ですが、除去食に丁寧に対応してくださって感謝の気持ちでいっぱいです。
長男の園では除去食の代わりも用意してくださり、自宅でお弁当を用意する必要もありませんでした。
卵は年長の時に除去解除してもらいました。
8歳:アレルギーの状況・小学校での除去食
小学校でも除去食に対応してもらい、食べれないものは提供されないため足りない分だけお弁当を持っていくというスタイルで1年生、2年生を過ごしました。
- スギ:4
- ヤケヒョウダニ:5
- 卵白:0
- マグロ:0
- サケ、カレイ:1
- カニ、エビ、イカ、タコ:2
- ホタテ:3
ツナを頻繁に食べているおかげかマグロは0になりました。卵も改善です。
焼き魚(鮭)はいまだに10gほどで口がかゆいと言いますが、自分で訴えれる年齢になったので徐々に食べて免疫をつけていくしかありません。
学校の給食対応のため毎年2月~3月にアレルギーの検査を受け、診断書を書いてもらい、4月に給食の先生、担任の先生、校長先生と面談をして1年間の給食提供について話し合います。
甲殻類の数値が高いせいかエピペンを処方されているので学校もさらに慎重です。
面倒な部分もありますが、ありがたいです。
長男が家で魚を食べるのも血液検査も嫌だ嫌だとごねるので
食べれるようになれば毎年の血液検査もしなくていいし、給食もみんなと同じものが食べれるようになる日がきっとくるよ!
と話しますが、なかなか前向きに取り組めないようです。
まとめ
息子はアナフィラキシーは起こしたことがないので、重症な方ではないと思います。
甲殻類のために処方されたエピペンはまだ使ったことはありません。
アナフィラキシーでもっともっと大変な想いをされてるお母さんもたくさんおられると思います。
軽症、重症に関わらず、自分の考えや子どもの症状にあった先生を見つけるのは苦労することなので、私の病院探しの経験がどなたかのお役に立てばうれしいと思います。
アレルギーの子が増えているとは聞くけど意外と身近におらず、療育先の先生からの情報に助けられました。
ご参考になれば嬉しいです。
ご覧いただきありがとうございました。
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