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保険はどれくらいかけていますか?
我が家は夫(自営業)、私(パート)、子ども2人の4人家族。
保険料を抑えたい、貯蓄型保険をかけ続けることに疑問を感じている方に、我が家の保険契約の内容や終身保険を解約した理由など体験談をお伝えします。
終身保険(貯蓄型保険)とは
- 死亡時に保険金が給付される
- 掛け捨てではなく、保障を得ながら貯蓄もできる
- 途中解約時は返戻金がある
- 途中解約は元本割れする場合がある
- 掛け捨て型の保険に比べると保険料が高め
貯蓄型保険という商品名で売られているわけではなく、
- 終身保険
- 養老保険
- 学資保険
- 個人年金保険
といった名前の分類で売られている商品があります。
我が家の終身保険
夫(今年43歳)が18歳の時に入ったもので、東京海上日動の終身保険。
- 死亡・高度障害時に200万の保険金が出る
- 払込期間は65歳まで
- 年額22,194円
- 支払総額107万円(満期時)
長男を出産後、保険を見直した際にFPさんから
この終身保険は最近の商品に比べて利率がいいものなので、お守り替わり持っておくとお葬式代になりますよ。
と言われ、その言葉を鵜呑みにしてずっと契約し続けていました。
リベ大のYouTubeを見て目が覚める
以前リベ大の書籍を読んで理解したつもりでした。
でも、最近YouTubeでライブを見ていると「貯蓄型保険はゴミ」という言葉を再三聞き、
すでに25年もかけてるけどうちの場合は大丈夫だよね?でもあと22年も払うの?
と思い、自分で計算してみました。
積立シミュレーションの結果と比較
終身保険を解約して、解約返戻金と月々の保険料をつみたてNISAで投資した場合のシミュレーションをしました。
- 初期投資額:解約返戻金¥510,000
- 積立額:保険料¥22,194/年を月ベースにすると¥1,800
- 43~65歳の22年
- 想定リターン:15年以上積立する場合には5%は現実的な年率
なんと65歳時点で234万円に育つ!
ついでに、つみたてNISAのシミュレーション結果と終身保険を契約し続けた場合の支払い総額、解約返戻金を比較してみました。
終身保険 | つみたてNISA | ||||
年 | 年齢(夫) | 支払総額 | 解約返戻金 | 積立元本 | 予想資産額 |
2024 | 43 | 589,434 | 511,400 | – | – |
2029 | 48 | 700,404 | 660,000 | – | – |
2039 | 58 | 922,344 | 1,007,800 | – | 1,536,938 |
2046 | 65 | 1,077,702 | 1,007,800 | 985,200 | 2,342,488 |
2047 | 68 | 1,077,702 | 1,368,200 | 1,050,000 | 2,781,363 |
2067 | 88 | 1,077,702 | 1,798,800 | 1,482,000 | 8,110,233 |
2078 | 98 | 1,077,702 | 1,913,400 | 1,698,000 | 13,488,568 |
- 65歳まで保険料を支払い、68歳まで持てば元本割れはしない
- 払い込みをしても死亡するまでは資金拘束される
- 仮に98歳でお金が必要になって解約しても満額200万にはならない
- つみたてNISAにすれば65歳時点でも年率5%で234万に育つ
- 積立期間が長くなればなるほど、驚きの差(65歳以降も積み立てた場合)
- つみたてNISAにすれば資金拘束はされず、いつでも取り崩せる
- 10年いないに亡くなるほうな場合は保険をかけていた方がよかったことになるけど、そんなケースは考えない方がメンタルによい。
自分で比較して数字を目にすることがとても大事だと痛感。
結論:終身保険は解約した方がいい!
結論は解約した方がいいの一択。
つみたてNISAはリスクもあるので100%の運用結果ではないけれど、15年投資を続けるとマイナスになる可能性は低い。
払いこみ完了まで22年あるし、満期=死亡時ならなおさら自分で運用すべきと感じました。
リベ大YouTubeで学んだことは、
保険料の内訳は開示されていないけど、保険料の40~80%は手数料として持っていかれ、残りが運用されている。
保険と投資と貯蓄は混ぜるなキケン!
リベ大YouTubeより
実際に計算してみると、自分で投資した方がよっぽどいいとわかりました。
夫が若いころにお母さんがかけてくれた保険だったので、「解約した方がいい!」と一方的に主張すると夫の反発を買うかと思い、積立シミュレーションの結果と返戻金の数字を比較して見せることで納得してくれました。
夫から保険屋さんに電話で解約を伝えたところ、
この保険はいい保険ですよ。
とは言われたみたいだけど、それは「手数料が入ってくる保険屋さんにとっていい保険」(心の声)ということで、淡々と解約の旨を伝えたそう。
解約を止められることはなかったようなので、よかったです。
割とすぐに解約返戻金も振り込まれました。
これまでの支払総額は推定¥567,240で、解約返戻金は¥507,600。
約6万円減ったことになりますが、いい勉強代になりました。6万円程度で済んでよかったです。
これからも家計の見直し続けていきます。
終身保険を解約するか迷っている方はぜひ一度自分でシミュレーションしてみることをお勧めします。
参考になれば幸いです。
▼代理店を頼ると余計な保険を売りつけられる可能性がありますが、どうしても自分で考えるのが難しい方はこういうサービスもあります。
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